みなさん、こんにちはこんばんは!
鬼滅の刃の次に流行ると言われている”呪術廻戦”にドハマりしている、まる(@maruboyblog) です。
緊急事態宣言が続き、まだまだ自粛で家に籠らざるを得ない状況の中、何もすることがなく毎日が退屈だと思う人も多いのではないでしょうか。
今回はそんなうんざりするような毎日を少しでも楽しくさせてくれる漫画「フットボールネーション」を紹介します。
特に冒頭のタイトルにもあるように、体育会系学生にはぜひ読んでほしい漫画です。
この記事では、「フットボールネーション」という漫画がどんな漫画か、体育会系学生におすすめする理由は何かをまとめています。
漫画「フットボールネーション」とは
そんなに僕がおすすめする漫画「フットボールネーション」とは、どんな漫画か気になりますよね。
あらすじは以下のようになっています。
日本をサッカー先進国に!天皇杯を狙うアマの挑戦!
サッカー雑誌の女性カメラマン・緒形は、ある時、アマチーム「東京クルセイド」の取材を命じられる。そのチームの選手応募要項は「脚のきれいな選手求む!」・・・ふざけたチームだと、しぶしぶ河川敷に出かけた緒形だったが、そのチームとは別に、ある才能に出会う!
河川敷を根城に、草サッカーチームの助っ人をしている“ジョーカー”こと沖千尋だった。
その才能に目をつけた「東京クルセイド」の監督も、千尋をチームの助っ人として依頼する。
「パスミスになるけど・・・」-全力でやるように監督に言われた千尋は、大胆な発言をする。初めは宣言通りパスミスを繰り返していた千尋だが、チームメイトが彼の実力を認め、彼の意図通りに走り出したらパスが面白いようにつながるようになる。
これだけの才能がなぜ、今まで埋もれていたのか?試合後、チームメイトの誰もがそう思いつつも、千尋をチームに迎え入れようとする。だが、当の千尋がそれを拒否!
今をときめく高校現役Jリーガー、一ノ瀬迅とも浅からぬ因縁がありそうな千尋、彼の正体は一体・・・!?
また、「東京クルセイド」監督が求める「脚のきれいな選手~」の真意とは!?
(科学指導:高岡英夫〈運動科学総合研究所〉)
必殺技を使うような世界観ではなく、リアルな世界観で物語が描かれています。
バスケ漫画で言うと、「黒子のバスケ」ではなく「スラムダンク」のような感じです。
(どちらが良い悪いの話は一切していないです。)
そして、「脚のきれいな選手」や主人公”沖千尋”などをフィーチャーし、現代の日本サッカーに物申すようなシーンが沢山出てきます。
これからの、未来のサッカー選手、そして彼らを育成する指導者へのメッセージ性が強い作品です。
また、この漫画は他のスポーツをする人が読んでも面白い内容で、間違いなく為になる作品です。
ぜひ未来の日本のスポーツを背負って立つ、体育会系学生に読んでもらいたい漫画です。
漫画「フットボールネーション」をおすすめする理由
スポーツ漫画なら「スラムダンク」「タッチ」「ハイキュー」など、色々あるのにどうして「フットボールネーション」という漫画をおすすめすると思いますか。
なんならサッカー漫画と言えば、「キャプテン翼」が有名どころです。
その理由は簡単です。
「ただただスポーツをしてほしくないからです。」
僕は小さい頃からスポーツに触れる機会が多くありました。
大学でも体育会のバスケ部に所属しながら、スポーツ系の勉強をしてきましたが、”ただただ”練習をする・トレーニングをする・試合をする人が実に多いと感じていました。
たまに「なんでそのプレーを選択したの?」「そのトレーニングはどこに効いてるの?」などと仲間に聞くと、ほとんどの人は言語化できないです。
返ってくる言葉は大抵、「こういう風に教わったから」や「胸筋かな、脚かな」くらいです。
そして、これらの回答に深堀りをしていくと、何も答えられなくなるケースがほとんどです。
「フットボールネーション」では、「脚のきれいな選手求む!」を代表に従来の日本サッカーで善しとされていたことが疑問視されるような場面が沢山出てきます。
ピンと来ない人もいるかもしれませんが、サッカーだけでなく日本スポーツの多くは脚の筋肉に焦点を当てた際に、前モモが太く隆々とした脚が素晴らしいとされてきました。
(だいぶ昔の話ですが、今でもその風潮は残っているような気がします…)
しかし、海外の選手を見てみると脚が長くスラっとしている、一見すると日本人の脚の方が強いんじゃないかと思ってしまいます。
でも、実は海外の選手のスラっとした脚の方が優れている点が多いのです。
このように日本人と海外の選手の脚を比較して、”脚のきれいな選手”がなぜ優れているのかという解説がされるシーンが多くあります。
僕が言いたいのは、体育会系学生に脚をきれいにしてほしいということではありません。
海外の選手の脚が優れている、じゃあその違いは何なんだろうといったことを考えるきっかけにしてほしいのです。
恐らく多くの人は「フットボールネーション」を読むと、「あ、そうだったんだ!」と多くの気づきを得ると思います。
僕自身も気づきを多く得るとともに、首を傾げたシーンも沢山ありました。
あまり言うと、ネタバレになってしまいますが、「フットボールネーション」は脚に焦点が当たっていることが多く、話としては賛否両論ネットに書かれているようです。
(僕自身は話も面白く、めちゃくちゃ為になるなとは思いました。)
それでも「フットボールネーション」を読み、気づきを得て考えることは大事なことだと思います。
「なんで脚がきれいなことが大事なんだろう」「脚をきれいにするにはどう鍛えればいいんだろう」「脚がきれいな選手はどんな動きをしているだろう」
「じゃあ腕の筋肉はどうだろうか」「体幹は鍛えないといけないの」「そもそも体幹ってなんだろう」
スポーツにおいて考えることは山盛りにあります。
上記に示したものは、”心技体”でいう”体”のほんの一部分でしかありません。
ほんの一部分ですが、何となくでしか考えられてない人は実に多いのです。
もし、あなたが新入部員なら上記のことを考えてみて本気で取り組めば、それだけでも身体能力で周りから頭1つ出ることができ、それがあなたのストロングポイントになります。
それが”心”や”技”に置き換わっても同様です。
相手を惑わすために心理学を勉強してもいいですし、技術を学ぶならYouTubeでもなんでも使って上手い選手の模倣を擦り切れるほどしてもいいかと思います。
自分で考えそのことを極めることで、最強のメンタリティをつけてチームを勝利に導けるかもしれませんし、チーム1ドリブルが上手い選手になれるかもしれません。
大事なのは既成概念をも疑問視して、自分で考えて、それを信じてやってみることです。
指導者のことを信じて努力するのも大事ですが、その指導者があなたの目指す姿に連れて行ってくれるとは限らないです。
自分で考える、「フットボールネーション」はそのきっかけを作ってくれる漫画です。
それが僕がこの漫画「フットボールネーション」を体育会系学生におすすめする理由です。
漫画「フットボールネーション」まとめ
「フットボールネーション」が「考えてスポーツをする」きっかけを作る漫画であると感じてもらえたでしょうか。
ここまでこの記事を読んでもらったみなさんには、ぜひとも読んでもらいたいです。
僕も学生時代のある時までは、とにかく必死でやる、というのがスポーツ(バスケ)において大事だと思っていました。
中学生時代、膝に大怪我を負った際に、必死で体を動かすことだけが大事ではないと気づきました。
そこからは、体つくり、ストレッチ、体の動かし方、栄養に気をつけた食事、良い習慣つくり、ルーティーン、速読、物理…様々なことに気を配るようになりました。
「必死にやること」自体は大事ですが、それは「限界まで体を動かしてしんどい思いをすること」ではないと思います。
「上手になるために擦り切れるほど考える」「考えた結果を体現する」この繰り返しを死ぬ気ですることが「必死でやること」の正しい努力だと思います。
僕はそこをスポーツをする人、特に体育会系学生に向けて伝えたかったので、この記事を書いてみました。
「フットボールネーション」やこの記事を読んで、体育会系学生が何かを感じてくれれば嬉しく思います。
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