3年以内の離職が起こらない!ミスマッチ就職を減らす方法

3年以内の離職が起こらない!ミスマッチ就職を減らす方法新卒・転職
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みなさん、こんにちは!

新卒で就職、新卒1年目で新卒採用・教育を担当、新卒3年目にして転職を経験したまる(@maruboyblog) です。

本記事は、採用する側される側の両方を経験し、転職(ミスマッチ就職)を経験した僕が「ミスマッチ就職を減らしたい!」との思いで書いていきます。

ミスマッチ就職では、「こんなはずじゃなかった」と就活生はもちろん、企業も思っているのでそこら辺のギャップを少しでも解消されればと思います。

転職を迷っている人はこちらも参考にしてみてください。

それではどうぞ。


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ミスマッチ就職とは

ミスマッチ就職とは

ミスマッチ就職とは、企業に就職した者と企業の意向が一致しないことです。

よくいう「こんなはずじゃなかった!」みたいなものがミスマッチ就職の代表例です。

理由は沢山あるかと思いますが、「選考時に聞いていた話と違う」「給与が全然上がらない」「人事の人に惹かれて入ったけど、人間関係が上手くいかない」といったものがあるかと思います。

もしかすると、就職者側は裏切られたと思うかもしれませんが、企業側も就職者を採用するのに数十万、数百万と投資をするわけですから一概に企業だけが悪いと言えません。

もしミスマッチ就職が起こると、そこから就職者は転職先を探さなければならないですし、企業も早急に代わりの人を採用しなければならないです。

そんなことにならないためにも就職・採用という選択は慎重にしていきたいものです。


ミスマッチ就職はなぜ起こる?

ミスマッチ就職はなぜ起こる?

何かしら理想と現実のギャップ・乖離があるからです。

これについても就職者・企業どちらも気をつけなればならないです。


就職者サイド

まず、就職者は安易な決定をしないことです。

就職活動はとても大変で時間も費用もかかり精神的にも参ってしまう人もいるかと思います。

それでも、絶対に安易な決定は避けましょう。

ここでいう安易な決定とは下記のようなものです。

避けた方がよい安易な決定
  • 人事や会社の人に惹かれた
  • 成長できそう
  • 条件、福利厚生がいい
  • 企業の大きさや規模

大体の人は上記のものに目がいくと思います。

僕も就活をしている時はそうでした。

何がいけないかというと「代替可能なもの」が良くないです。

例えば「人が良さそう・人に惹かれた」という理由は一見すると、とても良さそうです。

僕も一緒に働く人は重視しますし、同じ職場でステキな仲間と働けることは非常に素晴らしいことだと思います。

ただ、人が良かったからのみが理由になってしまうことが良くないです。

何故かというと、その人たちが職場からいなくなればあなたが仕事をする理由がなくなってしまうからです。

他の理由も同じです。

なんなら「成長できそう」という理由なんかは研修など会社の制度に依存してしまっています。

そもそも成長できるかどうかは自分の頑張りが大半を占めるので、制度やどんな先輩がいるかというようなことでしかわかりません。

(もちろん、企業側の努力で成長の手伝いはできるので、その制度があるということは大事です。)

こういった理由から上手くいかなければ、会社のせいという思考になっていき、離職・退職を考えるようになっていきます。

就職者は総合的に考えて判断・決定を下していくことが大事です。


よく聞く言葉ですが、初めから天職に巡り合える人など1人もいません。

まず、適職に就き、仕事が好きになり、熱中し、初めて天職と思えるものだと思います。

適職に就くと簡単に書きましたが、まず何十万何百万社と会社があると考えると、本当の意味で適職に就くということ自体も難しそうですよね。

もう一度言いますが、会社は何十万何百万社とあります。

しかも超売り手市場と呼ばれていて、企業にとっては深刻な人手不足の状態が続いています。

選択肢は探せばいくつでもあるので、必ず「ここでいいや」「まぁここなら」といった安易な決定は避けましょう。

自分が納得できるまで考え行動して、「ここだ!」と思えるような就職活動をしましょう。

もしかすると、擦り切れるまで考え抜くということ自体が適職に就く一番の近道かもしれません。


企業サイド

企業側がミスマッチを起こさないためには、適当な大量採用を止めることです。

正直、僕も人事にいた経験が長いわけではないので偉そうには言えません。

ただ、どこの誰だかわからない人を大量に採用するよりかは、「こいつだ!」みたいな人を採用する方が絶対に良いと思います。

ペルソナ設定をこれでもかというくらい詳細に、もしくは広瀬すずを採用したいでもいいと思うので、「もうこいつしかいねぇ!」くらいの人を採用した方が良いです。

大企業や不動産業、証券会社によくある大量に採って、生き残ったやつだけみたいな採用は正直良くないと思っています。

大量の退職者を出すということは、沢山の夢や希望(あえてこのような言葉を使います)を消すということです。

正直、今の時代は転職するということ自体は、一般的というか昔ほどマイナスイメージがないです。

が、その企業を選んだということは、大小関わらず何かしたい・叶えたいことや希望を持って就職します。

そういった就職者がネガティブな理由で会社を辞め、転職を考えるということは無くなってほしいなと僕は思います。


下記は一般に言われる採用のミスマッチの原因の一例です。

採用ミスマッチの主な原因
  • 選考においてメリットばかりアピールする
  • 過去の経歴や成果のみ評価して内定を出す
  • 入社後のフォローがなかった

採用できれば良いのであれば給与を上げればいいだけのことです。

でも、企業には「会社を100年先まで残す」「企業理念を叶える」など、何かしらの企業がある理由があるはずです。

そこに共感し一緒に目指して働いてくれる”仲間”を見つけることが採用において最重要事項だと考えます。


ミスマッチ就職を防ぐ方法

ミスマッチ就職を防ぐ方法

では、どうすればミスマッチ就職を防ぐことができるでしょうか。

こちらについても就職者と企業のどちらにもポイントがあります。


就職者が気をつけるポイント

僕も離職・退職、転職を経験してきています。

その経験から以下のようなポイントに気をつけると良いと思います。

就職者が気をつけるポイント
  • とにかく自己分析
  • そして他己分析をしてもらう

僕が経験談から思うものはこの2つだけです。


とにかく自己分析

これは僕の経験からですが、就職活動や転職活動でよく迷っている人は「自分が何をしたいかわからない」と悩んでいて、行動できない人が多いです。

(僕もその1人でした。)

悩んでいて時間だけが経ってしまい、自分が何がやりたいかもわからないまま動き出してしまう人が多いと思います。

そのため、自己分析というものが大切になります。

自己分析する時はかなり細かく分析した方が良いです。

幼少期から今までを遡り、その時どのような思考でどのような選択をし、行動をとり、どのような結果となったか、できるだけ詳細にです。

その時の思考、選択が今に繋がっていると考えると「自分はこういう人なんだ」ということが客観的に見えてきます。

ちなみに僕はそれをするために以下のような文章を書きました。

ここまではしなくてもいいかと思いますが、書き出してみるというのは思考が整理されて良いヒントが得られます。


そして他己分析をしてもらう

自己分析をした後に他己分析をすると、かなり効果的です。

上記のような自己分析で「自分はこういう人間なんだ」と認識していても、人と話してみると良くも悪くも「あれ、意外と違うな」ということが出てきます。

そのギャップこそが”気づき”となり、自分を理解する最大のヒントとなります。

そのため、自分の友達だけでなく、親や先生、同期、知り合いなど色んな人に「自分はこういう人間なんだと思うけど、どう思う?」ということを聞いてみると面白いです。

僕の場合、いつも一緒にいる友達と知り合いのような人とでは、言われることが違いました。

その時に「いつも明るい自分ではないんだな」という気づきがありました。

こういった主観的、客観的の総合的な分析の中に、初めて”自分”が見つかってきます。

僕はこれらのことを新卒の時にやっているつもりでしたが、全く量が足りていませんでした。

今でも人と話していると「自分が思っている自分と他人が思っている自分が違う」と思うことがあります。

そういったギャップを埋めていくと、面接などで志望動機や自己PRを求められても自然な言葉で語れるようになります。

もし悩んでいる人がいれば、悩み抜いて他人に話してみてください。

自分語りというのはもしかしたらハードルが高いと思うかもしれませんが、あなたがそれを話そうと思う人は絶対に親身に聞いてくれます。

そして、自分を知るためのヒントをくれるので、ぜひやってみてください。

他己分析についてはこちらの記事にも載せています。


企業が気をつけるポイント

仲間を採用する

企業が気をつけるポイントは、就職者の「こんなはずじゃなかった!」をなくすことです。

そのためには、綿密なペルソナ設定と”仲間を見つける姿勢”が必要です。

仲間とは検索していくと以下のような意味が出てきます。

心を合わせて何かをいっしょにするという間柄をかなりの期間にわたって保っている人。そういう間柄。

企業にとってはできるだけ離職は避けたいですし、同じベクトルを持って働いてくれる人が欲しいですよね。

そういう存在が仲間という言葉に集約されています。


では、仲間はどうやったら採用できるでしょうか。

以下は僕が考える仲間を採用するための方法です。

企業が仲間を採用する方法
  • 選考の中で就職者自身について知る
  • 会社の全てを”明示”する
  • 入社する、入社した人のフォロー

かなり簡潔に書きましたが、これが本当にできている企業は少ないかと思います。

就職者に対して一問一答ではなく、その人のことを深堀りしてどんな人間でどんなことができるんだろうと教えてもらいます。

そして、こちらは会社の全てを”明示”する。

ただの会社説明ではなく、仕事内容、人、社風、給与や条件を包み隠さず”明示”します。

「仲間になる」と決めてくれた人に対しては、こちらも覚悟を持って自己(企業)の開示をすることが必要です。

入社時に説明したことは責任を持たなければ、アレ?と思われる可能性があります。

また、時には仲間として賞賛することも厳しいことも言う必要があります。

テレビドラマ”西遊記”(少し情報が古くてすみません…)でも、孫悟空が「なまかなまか(仲間)」とよく言ってましたね。

三蔵法師は孫悟空のことを認めていましたが、時に褒め称え、間違った道に進みそうになると厳しく諭していたかと思います。

仕事・ビジネスの関係であれば、目指すべき方向と情熱、感情を共にできる仲間と一緒に歩んでいきたいものです。

短絡的に大量採用をするのではなく、仲間を探し採用することこそがミスマッチ就職を減らす近道なのです。

有り触れた言葉で言えば、この遠回りに見える採用活動こそが一番の近道なのです。


ミスマッチ就職を減らす方法 まとめ

ミスマッチ就職を減らす方法のまとめ

いかがでしたでしょうか。

これから就活をする人、転職を考えている人、採用を考えている人事など色々な人が読んで考える部分があったと思います。

(少し就職者側に思考がよってしまいましたが…)

ポイントは就職者側も企業側もどちらも”仲間を作る・探す”という意識があるといいかなと思います。

自分のことをよく知り、相手も自分のことをよく知っているそういう仲間です。

仲間は裏切りません。

そして、そういう仲間は例えギャップがあったとしても指摘し合うことができ、ギャップを埋めることができます。

就職活動、採用活動は一見華やかに見えて地味で人によっては苦しいものです。

でも、”仲間探しの旅”だと言い換えてみれば少しは気が楽になるかと思います。

僕はそういった考えに至るまでかなりの年月がかかり苦しんできました。

今悩んでいる人がいればすぐにでもポジティブに考えて行動してもらえるといいなと思っています。

1人でも多くの人の就職活動、採用活動が上手くいくことを願っています。


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