まる近況号
まる5号かと思わせて近況を書いていく号だ。
実は10月末で今の会社を退職し11月頭より転職先で働くことが決まっている。
改めて自分の人生を振り返ってみると、いろんなことを人に頼って生きてきた。
自分のやりたいことすらなかなか自分で決められず誰かが決めてくれる、時間が経てば決まってくると思っていた。
「まるさんは良い人ですね」「まる君はなんで優しいの?」と言われることがあるけど別にそんなに良い人でもなければ、優しくもない。
自分で決めることが怖くてビビって柔くて脆いまさに優柔不断なだけだ。
だからみんなの好きなようにしていいよ、責任は自分が取るから、みたいなスタンスで一見信頼のおけるいいやつに見えて実はなんにもしないやつだったりする。
人によっては、僕のことを寡黙で思慮深く真面目な人だと思っているのだろう、何かやってくれるだろうと、沢山のチャンスを与えてきてもらった。
(基本的に最後までやり遂げるので、真面目なのはホントのはず…)
5号でも書くつもりだけど、社会人になってからだと新卒なのに社長の付き添いで海外出張に行ったり新卒なのに新卒の採用教育のPMになったりなどした。
どうやら僕はチャンスを引き寄せることが上手いようだ。
人にも恵まれている。
ただ如何せん、目の前の事象をチャンスだと思ってそれをモノにしたり何がなんでも掴み取りにいったりする能力に欠けている。
自分の欲を強烈な理性で塞ぎ込んでしまうのが、僕の悪い癖だ。
スピード感に欠けている。
自分でもそれは認識しているし、友達や先輩に聞いてもそういうことらしい。
人の気持ちにも賞味期限があるようでこれだと思ったモノや欲求については、新鮮な内に処理しないといけないようだ。
いや、むしろ人の気持ちは寿司みたいなものだ。
新鮮な内に捌いてやり過ぎないように工夫を凝らし、アクセントとして少しのワサビを付けて握って、すぐに食べてもらうことが大事なんだと思う。
僕のそれは回転寿司で最後まで回ってるカピカピになってしまってる様なモノだ。
僕が大事にしないといけないのは、気持ちが触れた方に”すぐ”動くということなんだと思う。
10秒以内に食べないと下げられてしまう寿司屋さんくらいスピード感を持って、鮮度がなくならない内に、欲に素直に反応していかないといけないのだ…
そんな人間が自らの意志で転職を決めて周りの反対・納得しない人たちも説得したので、ここだけを見れば大きな成長である。
それでも、ここまで来るのに1年以上かかった。
やはり、遅すぎるのだ。
ただ、この一歩を大きな一歩として走り抜けていきたい。
自分が次の場所でしたいこと、やり遂げたいことが何となく見えてきている。
僕も同期のサクラのように、私には夢があります…を枕詞にして、みんなの前で堂々と夢を語れるくらい確固たる決意とともに自分が思うように動けたらと思う。
そして、釣った魚をそのまま船の上で捌いて食べるような鮮度を持った気持ちで動けたらと思う。
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